30年後まで笑い続けるSIerのブログ

30年間笑い続けることを目標とした物語

システムも戸建てからマンションへ

最近かどうかはわからないが、明らかにハードベンダが売ってる商材は、ハードだけではなくなっている。それが時代に適してる。

クラウドという言葉が広がり始め、様々なプラットフォームを安価で手に入れることができる時代。もちろんハードは必要不可欠なものであるが、よく家で例えるSIerからすると、戸建てからマンションへと言った感じだろうか。

お金もちは、戸建て。中流階級と一部お金もちは、マンション。庶民はアパートと団地。これからどうなっていくことやら。

これからシステムも耐震偽装とか色々と出てくるんだろうけど、宮大工は戸建てしか作れないし、大手はマンションで儲けようとする。宮大工の方が職人技があってカッコいいんだけどな~

大手企業SIerが起業するのはデメリットだらけ?

結局、企業すること自体が夢で終わるのか。

私は、最近夢を持つようになった。あえてここで語る必要はないが、

夢を実現するために、企業しても良いのではないかと考えている。

しかし、起業することによるデメリットが大きすぎる…

 

大手企業で受けれる恩恵(メリット)は、

給料、福利厚生、安定…

 

起業で受けれる恩恵(メリット)は、

夢が叶う可能性がある、やりがいがある、モチベーション?

(もしかすると儲かるかもしれない…)

 

こういった思考は、誰しもが経験しているであろう思考で、

「じゃあ他の人と違う点は何?」と考えたときに、何かがあることが大事。

ひとまず、来年4月の独立に向け、マイルストーンを立てよう。

まずはそこから。全てはプロジェクトだ。

BigDataの企業導入の難しさ

BigDataの活用は、かなり専門的に偏ったスキルを保有しておかなければならないため、日本の企業が導入するのにはまだまだ時間がかかるだろう。もちろん、日経新聞に掲載されるような企業はほんの一部である。

ご存知のとおり、BigDataの活用とは、情報(=ゴミ)の中から、相関分析をすることによって、規則性や習慣性を見出し、ビジネスにつなげるというものであるが、ゴミから見つけるのだから、相当な苦労もいるし、最初からゴミなわけで…

たとえば、毎朝6時にゴミを捨てにくるお婆さんがいて、たまたま昨日は朝7時になった。その一ヶ月後にも朝7時にゴミを出しにくることがあった。朝7時と朝6時に出てくるゴミの種類の違いを調べてみた。手がかりはなかった。ゴミの量を調べてみた。特に変化はなかった。何が違うのか。前日に氷川きよしの演歌番組がやってるときだけ、朝1時間起床が遅いことが判明した。そのお婆さんには、今後氷川きよしグッズをネタに営業をかけようと思う…

といった具体だろうか。もはや『探偵』である。

そのうちきっと探偵を嘲笑うヤツが出現することであろう。そして、探偵はお金がある人しか雇わないし、責任はとらない。

中国の単価値上がりに備える

オフショアに中国を利用してるシステム開発企業は、さぞかし多いことであろう。

中国は景気が減速しつつあるが、北京や上海を中心に物価上昇は引き続いている。この煽りをもろに食らうのが、日本のIT企業である。

3年前くらいまで、中国の年収は、3分の1といわれてきた。国内ニアショアの単価が約90万程度に対し、中国は30万円が相場であった。しかし状況は変わり、今では50万近くまで膨れ上がっている。先ほど国内ニアショアは、90万と言ったが、これは平均であり、2~3年目であれば、60から70万程度でも雇うことができる。このままだと、中国オフショアと国内ニアショアの安価な人間の単価は変わらなくなってきた。

さらに問題なのは、中国も利益を出そうとパートナーと手を組むなどして、もはや国内の構造と変わらなくなってきているのだ。QCDは益々下がっていく…

 

この点から、大事なポイントは、

・これから第3のオフショアへシフトしていく。(ベトナムミャンマーなど)

・ウソが見抜けない日本IT企業は、急激にシステム品質が低下していく。

 

また、薄利多売だがランニングコストは膨大な国内パッケージベンダーが潤う時代が来るのだろうか。

企業がサイバーセキュリティ対策に乗り気がない理由

 今年6月の年金問題をきっかけに、企業のサイバーセキュリティ対策に取り組む姿勢は、各企業のCSIRT構築やセキュリティ人材育成などから明らかである。さらにそれを裏付けているのは、ラック社やFFRI社の株価上昇っぷり。

ただし、大企業も含め、十分なセキュリティ対策が施されているわけではない。きっと乗り気がないのであろう。

乗り気がない理由

  • セキュリティ対策は儲からないのに、やらなきゃいけない
  • サイバー100%防御はない
  • セキュリティ専門家は、なんとなくダークサイドな雰囲気を醸し出す
  • マルウェアを作った人間がアンチソフト作ってそう

システムは、しばしば「家」に例えられることがある。いわば、サイバー攻撃(者)が泥棒とするなら、ホームセキュリティ対策がサイバーセキュリティ対策にあたる。ホームセキュリティ対策には、自ら家に監視カメラを購入する人もいれば、警備会社と契約する人もいれば、犬を飼う人もいる(そういえば、最近泥棒のニュース見ないな…)。アノニマスがルパン3世だとすると、「私の家、ルパン3世に狙われたら、そりゃ~好き勝手やられちゃう」と思うところだが、ルパン3世は人の家など狙わない。銀行か財宝が置いてある遺跡を狙う、じゃないと絵的に面白くない。ただ、ルパン3世はたまに自分が好きな可愛い女の子を救うために、たまに本職では狙わないようなターゲットを定める。きっとこれは、アノニマスがイルカ漁をしている地域のHPに攻撃を仕掛けたことにあたる。

つまり、サイバー攻撃者は、レベルが上がれば上がるほど、お宝がある場所しか狙わなくなる。「自社にはたいした情報がない」、経営者がこう思った時点で、企業内のサイバーセキュリティ対策は一気に進まなくなる。まだまだ、この分野は色々ありそうだ。